コンテンツやwebサイトなど、「デザイン」は年々進化しており、それ以上に、SNSの普及で見る人の目も肥えてきています。
「教える」立場として、今日はどうしても「これ」だけは言いたいと思い、書きました。
この記事を書いた人
DX | BECK 代表
こんにちは!BECKのDXです。
「シンプル」って、実は非常に高等技術の応酬であり、シンプルを語るうえで、シンプル思考が重要だと思っています。
コロナ禍 (コロナか)の影響もあり、外出自粛で通販の需要が伸びています。
もちろん、通販全体で伸びているわけでは無く、商材(目的) によります。
うちのクライアントでも、伸びているところは「え〜〜!!」ってぐらい伸びていますが、特需に乗っているというより、「選ばれているから」(選ばれる理由があるから) 伸びているわけです。
そんな通販、web界隈で、今も昔もよく見聞きするのが・・・
「シンプルが一番」
って言葉。
ボクはこの言葉はすごく危険だと思っていて、何が危険かと言うと、思考が止まってしまうからです。
ちょっと何言ってるか、わからん!
と思う方。
何言ってるか、わからん!・・・と言いつつも、本当は何が核心なのか 何となくわかる方。
両方居ると思いますが、例えば・・・
めちゃくちゃ女の子にモテる人が (モテる理由が周囲にもよくわかる前提で)、「オレは男友達と一緒にいるほうが好きだ」
とか。
サッカーもバスケも両方好きで出来る人が、「オレはバスケよりもサッカーが好きだ」
とか。
カッコイイ人が、あえてわざとダサくしてたり。
とか。
デザイン (デザイン思考) において様々なアプローチが出来る人が、結局1周回ってシンプルが一番だ!
とか。
つまり、両方知ってて (出来て)、アプローチの質が上がると思うんです。
デザインに話を絞りましょう。
例えば、アニメーションを駆使して動きのあるwebデザインや、入り組んだレイヤーで構成された画像。javaやクエリーを駆使してナビゲーションが多い通販サイト。美しい画質と構図の写真。などなど。
もちろん個々人の好みもあるでしょう。しかし、これらが表現できたり、アプローチ出来るんだけど、あえてしない。あるいは、1周回って上記に挙げたような表現を、あえてしない。というのが、本来のシンプルであり、シンプル思考だと思うんです。
回りくどく言いましたが、簡単に言うと、片方しか知らず(出来ず)、シンプルを語るのは、ダサイと思うんです。
ダサイって言うか、卑屈に聞こえる。
本当はやりたい (出来るようになりたい)んだけど、素直に認めず、変化しない。
はっきり言って、世の中のサービスに対する答えを持っているのはエンドユーザーであって、認める素直さが無いと、なかなか変化や進化しにくい。
クライアントの中で、webを教えさせてもらっている人たちには、
「とにかく何でも取り入れよう。今は1周目だから」と伝えてます。
2周目に差し掛かった人たちには、
「インプットしたことを、自分の意思で削ぎ落とそう」と伝えてます。
自戒も込め、ボクはこれからも、取り入れて、実践して、捨てていこうと思ってます。
いかがでしたでしょうか?
今日の話の中で、webでそれを実践したい方。今日のブログのファーストビュー画像をよ〜く観察してみてください。シンプルとは、表面的なことでは無く、「思考」のことだと思うはず。
シンプルは、非常に高等技術の応酬であり、ボク自身もシンプルは難しい、と思う1人です。
ではまた!
BECK 魅せるWeb
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